最終更新日 24/07/05
国内スタートアップ

【ソーシャルインテリア】家具や家電のサブスク

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今回紹介するのは、株式会社ソーシャルインテリア(以下、ソーシャルインテルア)。同社は家具のサブスクリプションサービスを中心に提供しています。
「よいものを長く使う、循環社会の実現」をミッションに掲げるソーシャルインテルアに注目していきます。

事業内容:ソーシャルインテリア3つの軸

(引用元:https://corp.socialinterior.com/products/

ソーシャルインテリアのサービスは大きく3つあります。

  1. 「サブスクライフ(subsclife)」
  2. 「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」
  3. 「ソーシャルインテリア 業務管理クラウド」

サブスクライフ

「サブスクライフ」とは、新品家具・家電のサブスクリプションサービスです。

  • サービス概要
    新品の家電・家具を、手頃な月額利用料金で提供するサービスです。 具体的なプランは、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月ごとのプランがあり、プランの期間を過ぎたあとは、お客様による「購入」「返却」「サブスクの継続」のいずれかを選択することができる。

ソーシャルインテリア オフィス構築支援

「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」はオフィス構築、空間提案と、新品家具・家電のサブスクリプションサービスです。

  • サービス概要
    オフィスの移転に伴って、移転先のビル・物件選定から、内装・空間デザイン・家具選定・原状回復までを一気通貫でマネジメントを行うサービスです。 タスク・スケジュール・コスト管理・社内外の関係者調整等、オフィス移転に関わる業務をサポートしている。

ソーシャルインテリア 業務管理クラウド

「ソーシャルインテリア 業務管理クラウド」は、国内最大級の家電家具データベースをもとに、見積・発注までを大幅に効率化するサービスです。

  • サービス概要
    「業務管理クラウド」は、設計者やデザイナーのためのツールです。国内最大級の商品情報データベースを利用することで、家具什器の選定に必要な工程を効率化することができます。傳的には、必要な素材情報の取得や、複数のブランド間での見積もり作成などを行うことが可能です。 その結果、設計者やデザイナーはデザイン業務に集中することができます。つまり、この「業務管理クラウド」は、家具選定の手間を減らし、より創造的な作業に時間を費やすことができるように支援するサービスです。

沿革: 日本の家具サブスクのパイオニア

会社沿革

  • 2016年11月:株式会社subsclifeとして創業
  • 2018年3月:家具・家電のサブスクリプションサービス「サブスクライフ」開始
  • 2022年3月:社名を株式会社ソーシャルインテリアに変更
  • 2024年1月:シリーズDラウンドで約24億円を調達

市場規模:拡大し続ける家具市場

上記グラフは、株式会社矢野経済研究所の調査(https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3353)をに作成。
矢野経済研究所が発表する「家庭用・オフィス用家具市場に関する調査(2023年)」によると、家庭用・オフィス用家具の国内市場規模は2025年度に11,630億円まで拡大する予測です。


将来展望:「オフィス構築支援」を通じた、サービスの拡大

オフィス回帰

コロナ禍を経て、多くの社員が「コミュニケーションの大切さ」に気がついたことは確かといえます。 具体的には、対面の会議だからこそ出てくる企画、雑談の中だからこそ出てくる発想、がリモートワークによって失われていた、と感じる方は多いようです。今後はアフターコロナとなり、オフィス全体をコミュニケーションの取りやすい空間にする必要性が高まっています。
(参考:アフターコロナで強まるオフィス回帰、「テレワークへの意識」について市場調査結果を公開!

働く環境への投資

人口減少社会によって、代わりの働き手を獲得する難易度が高まる今、現在就業されている従業員が長く働き続けられる環境を用意することが、継続的な会社の事業成長に繋がるものと思います。 そこで、従業員がモチベーション高く働くことのできる環境づくりを、企業が整備する必要性は今後高まると考えられます。
(参考:2023年オフィス業界の動向振り返りと2024年のオフィストレンド予測を発表

上記の2つの要因から、ソーシャルインテリアは「オフィス構築支援」を通じた、サービスの拡大を進めていく可能性が高いです。


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