Studioは、プログラミング経験が0でも、コードを書かずにWebサイトを作ることができる、ノーコードのWeb制作ツールです。
同ツールを利用することで、CSSやHTMLのコーディング不要で、ドラッグ&ドロップといった簡単な操作だけでWebサイトを構築できます。プログラミング経験がなくても直感的に扱える点が評価され、2024年10月時点で利用者数は50万人を超えています。また、公開されているWebサイトは合計で10万件以上に上り、急速に普及中です。初心者でも安心してWebサイトを作成できるため、Studioを活用して副業に取り組むユーザーも多く見られます。
本記事では、Studioの特徴、他のwebサイト構築ツールと比較、活用例、料金体系など、詳しく説明していきます。
Studioの特徴:コーディング要らずでWebサイトを作成可能
Studioの最大の特徴は、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作だけでWebサイトを作成することが可能である、ということです。このツールを使えば、非エンジニアやプログラミング経験がない方でも簡単にWebサイトを作成できます。
Studioは、2018年にサービスを開始し、2024年10月時点では利用者数は50万人超。公開中のwebサイトは合計で10万以上に登る、人気かつ便利なツールと言えます。
初心者でも安心してwebサイトを作ることができるため、Studioを活用して副業を営む方もいます。
徹底比較:他のWebサイト構築ツールとStudioの比較
結論、Studioは、デザインと使いやすさのバランスが取れたツールで、特にデザインを重視するWeb制作に適している、と言えます。
Webサイト構築に関してよく比較されるのが、WordPress、Wix、Webflow、ペライチでしょう。今回は上記ツールの特徴とポイントをまとめています。表も添付していますので、ご確認ください。
WordPress、Wix、Webflow、ペライチと比較した際のStudioの特徴
Studioの強み
- StudioではPC、タブレット、スマホなど複数の画面サイズに応じたレスポンシブデザインが自由に調整可能
- Studioは、デザインの自由度が高い
- 日本語でのサポートやテンプレートが豊富
Studioの弱み
- ログイン機能や決済機能なども実装できない
- コードのエクスポート機能がない
以下、WordPress、Wix、Webflow、ペライチについて、順にまとめていきます。
WordPress
WordPressは、世界中のWebサイトの約40%に使用されるオープンソースのCMSツールです。豊富なプラグインやテーマが揃っており、拡張性が高いのが特徴です。特に、ログイン機能や決済機能なども実装できるため、Eコマースや会員制サイトも容易に構築可能です。また、コード編集ができるので、開発者は自由なカスタマイズが可能です。なお、オープンソースのため、更新はコミュニティ主導で行われます。
ポイント
- 高いカスタマイズ性と豊富なプラグイン
- ログイン機能や決済機能の実装が可能
- オープンソース型で管理は有志により行われる
Wix
Wixはイスラエル発のノーコードツールで、初心者でも簡単にWebサイトやオンラインストアが構築可能です。多彩な機能を備え、ログイン機能やEコマース機能、予約機能なども追加できます。テンプレートも豊富で、約250種類以上のWixアプリから必要な機能を追加可能です。ただし、レスポンシブデザインの編集はPCとモバイル版のみ対応しています。
ポイント
- 簡単に多機能なWebサイトが構築できる
- 250種類以上のWixアプリで機能追加が可能
- レスポンシブ対応はPCとモバイル版のみに制限
Webflow
Webflowは、細かなアニメーションや画面幅の調整が可能で、Webサイトに動きを持たせたいユーザーに最適です。また、コードのエクスポート機能を有しているのが特徴。日本語対応のテンプレートが少ないため、日本語サイトの制作にはハードルがありますが、高度なデザイン自由度を求めるWeb制作者に好まれています。
ポイント
- 高度なアニメーションやデザイン設定が可能
- コードのエクスポート機能
- 日本語テンプレートが少なく、情報も英語が多め
ペライチ
ペライチは、初心者向けの簡単なWebサイト構築ツールです。テンプレートを選び、ブロックを追加するだけでホームページが作成でき、メルマガ機能や決済機能も利用できます。ただし、ページ数の制限があり、無料プランでは1ページ、有料プランでも最大10ページまでとなっています。デザインのカスタマイズ性も限られるため、シンプルなランディングページ向けです。
ポイント
- ブロック選択で簡単にWebサイト構築が可能
- メルマガや決済機能を搭載
- ページ数が制限され、デザイン自由度も低め
表:比較まとめ
Studio | WordPress | Wix | Webflow | ペライチ | |
---|---|---|---|---|---|
デザインの自由度 | 高い。レスポンシブデザインも細かく調整可能 | 高い。コーディング次第で自由なデザインが可能 | 中程度。テンプレートをもとに編集 | 非常に高い。細かなアニメーションやデザイン調整も可能 | 低い。シンプルなデザインがメイン |
ログイン機能や決済機能の有無 | 無し | プラグインで対応可能 | 有り。予約機能やEコマースも可能 | プラグインで対応可能 | 有り。メルマガや決済機能が搭載 |
日本語の対応 | 日本語サポートとテンプレートが充実 | 公式対応は無し | 日本語対応 | 日本語テンプレートが少なく、情報も英語が多い | 日本語対応済み |
向いている人 | デザイン重視のWeb制作者、日本語サイトを作りたい人 | コーディングができ、拡張性やカスタマイズを重視する人 | 初心者で、多機能なサイトを簡単に作成したい人 | 高度なデザインやアニメーションを求めるWeb制作者 | シンプルなランディングページを作成したい初心者 |
事例紹介:StudioはどんなWebサイトを制作できる?
公式サイトでは、Studioで作成された事例が確認でき、実際の活用事例も豊富です。以下は、STUDIO導入による企業の実例です。
WordPressでの運用からStudioに切り替えた富士通は、社内ルールの変更やセキュリティ対応の強化に多くの工数がかかっていたそう。STUDIO導入により、セキュリティ対応が簡素化され、Webサイト全体のデザインにもこだわった世界観が実現しています。
短期間かつ低コストでのWebサイト制作を求めたSmart HRもStudioを採用しました。Studioはデザインの自由度と表現力が高く、セキュリティ面での懸念も少ないため、エンジニアリソースの節約が可能に。
このように、Studioはデザイン性と安全性の両方を求める企業に選ばれている、と考えられます。
より詳しい導入事例については、Studioの公式ページで確認できます。
Studioの料金体系
Studioの料金プランを以下の表にまとめました。基本機能は無料で利用可能で、必要な機能に応じて柔軟にアップグレードが可能です。
ただし、2024年10月現在での料金プランになりますので、最新情報は公式サイトをご覧ください。
機能 | Free | Starter | CMS | Business |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 0円 | 980円 | 1,980円 | 4,980円 |
独自ドメイン | なし | あり | あり | あり |
Studioロゴ非表示 | あり | なし | なし | なし |
CMSアイテム数 | 1,000件 | 2,000件 | 2,000件 | 10,000件 |
月間PV制限 | 10万PV | 50万PV | 100万PV | 1,000万PV |
フォーム回答数/月 | 100件 | 1,000件 | 10,000件 | 無制限 |
コンテンツ管理機能 | 基本機能 | 基本機能 | 強化 | 強化 |
チーム管理機能 | なし | なし | なし | あり |
Studioで出来ること/出来ないこと
ここでは、Studioで出来ること/出来ないことを簡単に説明していきます。より詳細な情報に関しては、公式サイトをご確認ください。
出来ること
- コンテンツ管理と編集機能
- CMS記事の複製・予約公開、画像サイズ変更、埋め込みコードやテーブル追加が可能です。
- 記事内のCMSアイテムで、モーダルを作成し詳細表示が可能です。
- CMSで更新情報のRSS配信やバージョン管理での復元もできます。
- デザインとページ管理
- パスワード付きページの作成、アコーディオンメニューやドロップダウンの追加。
- ページ単位での表示・非表示設定、レスポンシブ対応、ブレイクポイント編集ができます。
- バージョン管理により、過去のデザイン復元が可能です。
- 外部サービスの連携
- Google AnalyticsやGoogle Tag Manager、HubSpotなどとの公式連携、iframeからの埋め込みが可能。
- 独自ドメインの使用やカスタムコードの追加も対応しています(要有料プラン)。
- インポート・ファイルアップロード機能
- FigmaのデザインインポートやPDFファイルのアップロードが可能です。
- 画像ファイルやWebフォントを用いたデザインができます。
出来ないこと
- 検索と公開の制限
- CMSアイテムの高度な検索(複数タグでの絞り込み)やページの予約公開機能は利用不可。
- ユーザー管理
- ログインや会員登録機能がないため、会員制サイトの作成はできません(全体パスワード設定は可能)。
- フォントサイズの相対指定
- フォントサイズは相対値(em、remなど)指定ができず、px指定のみ。
- データエクスポート
- プロジェクトやCMSデータのエクスポートはできません(CMSはWordPress XMLファイルの一部インポートのみ対応)。
- HTMLの直接編集
- HTMLの直接編集やclassの付与ができず、カスタムコードの適用にも制限があります。
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