最終更新日 24/09/13
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【Anifie】メタバース×NFTの海外スタートアップ

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(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000047162.html

今回は、シリコンバレー発の海外スタートアップ「Anifie」について紹介します。
Anifieは、法曹界出身の岩﨑洋平氏によって2017年にシリコンバレーで設立された会社です。

Anifieは、メタバースとNFT(偽造不可能・証明書付きのデジタルデータ)を融合したサービスを提供する、シリコンバレー発のスタートアップです。

Anifieは、新技術を用いて、企業に新しいマネタイズの機会を提供しています。 特に近年人気を集めている、メタバースやNFTを用いたサービスに注力しており、世界的に注目されている企業です。

今回は、そんなAnifieの紹介だけではなく、ユニークなキャリアを歩んでいる岩﨑氏の経歴についても紹介したいと思います。

事業内容:NFT×メタバースによるコンテンツ提供

(引用元:https://techblitz.com/anifie/#:~:text=Anifieは、バーチャル上に,ことができるものだ。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000612.000016451.html)

メタバースとは、コンピュータネットワーク中に構築された、3次元の仮想空間です。
Anifieは、メタバース空間を構築するだけでなく、その空間内に存在するアイテムをNFT化し、売買しています。

Anifieの事業は、2つの主要な事業があります。

①オリジナルメタバース空間の構築

企業やクリエイターが自身のコミュニティをバーチャル空間内に構築するための支援を行っています。具体的には、オリジナルのコンサート会場をバーチャル上につくり、参加者は選んだアバターで参加してイベントを楽しむといったことが可能です。

②メタバース内のNFTコンテンツの制作・売買

メタバース内で、デジタル化されたNFTコンテンツを複数組み合わせてアバターに装着することが可能です。特に稀少性の高いコンテンツに注目が集まり、販売が活発に行われています。

沿革:シリコンバレーから日本国内へも事業展開を強化

(引用元:https://techable.jp/archives/000000008.000069860https://techblitz.com/anifie/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000069860.html

Anifieは、岩崎氏によって2017年に設立されました。 岩﨑氏は日本国内で弁護士として働いた後、スタンフォード大学留学中にmOasis(モアシス)を起業するなど、ユニークな経歴を持っています。

そんな岩﨑氏によって創業されたAnifieは、スタンフォード大学や、カリフォルニア大学のスタートアッププログラムに採択され、世界で最も権威のある組織から評価されてきました。
またシリコンバレーで著名な投資家「Sandhill Angels」から投資を受け、その後、日本国内でも投資され、事業を展開しています。

2022年には調達資金額は、累計3.9億円へ到達しました。
2023年には、日本・中国政府支援のもとメタバースフォーラムを開催し、世界的な注目を集めています。

岩﨑洋平氏の起業ストーリー

(引用元:https://uoc.world/people/details/?id=o1bl73urtmhttps://forbesjapan.com/articles/detail/53200/page3https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000069860.html

岩﨑氏の経歴

岩﨑氏は、東京大学在学中に旧司法試験に合格し、西村あさひ法律事務所・内田鮫島法律事務所で弁護士勤務していました。
その後、留学先のスタンフォード大学在学中にモアシス社を起業し、シリコンバレーで資金調達を行います。モアシス社は、農産物の生産で水を効率的に利用するための設備の提供を行う会社です。
また、キュリオン社やヴェオリアでの役員を経験し、現在はAnifieの創業者兼社長を務めています。

起業経緯

Anifieでは、創業当初はロボット向けの共通OSの開発に取り組んでいました。 その後、ハリウッドの著名プロデューサー「パトリック・ウッドランド」と出会い、彼の知人を通じて米国のセレブのメタバースコンサートを試しにつくったそうです。 その際に、当人にもファンにも喜んでもらえたことをきっかけに、メタバース上で使われるデジタル・アセットの共通規格の実現を目指す事業へ転換しました。このような経緯で、現在のメタバース事業が誕生しました。

資金調達:累計3.9億円を調達し、海外・日本国内ともに事業拡大中

(引用元:https://imawo.alc.co.jp/anifile-metaverse/

Anifieは、2022年に本格的に日本への事業を拡大し始めました。
その際に、DGベンチャーズ、サイバーエージェント・キャピタル、パーソルベンチャーパートナーズ、 ブイキューブなどの日本の機関投資家や、個人投資家から資金を調達しました。
またシリコンバレーで著名な投資機関「Sandhill Angels」からも投資を受けています。

市場規模:NFT・メタバースともに大幅に市場拡大

【メタバース市場】

(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000612.000016451.htmlhttps://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd247520.htmlhttps://www.sbbit.jp/article/fj/91075

総務省の情報通信白書によると、世界のメタバース市場は、2022年の8兆6,144億円から、2030年には123兆9,738億円まで拡大すると予想されています。
また、Facebookが会社名をMetaとし、マイクロソフトが約7.8兆円でアクティビジョンを買収するなど、国内外で盛り上がりを見せています。

【NFT市場】

マーケッツアンドマーケッツ社によると、NFT市場は2022年の約4,196億円から2027年までには、約1兆8,782億円と、4.4倍超の規模にまで成長すると予測されています。 NFTにおいても、高額取引が相次ぐなど、市場が急速に拡大しています。

将来展望:日本の漫画やゲームを活かしたコンテンツ提供へ

(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000069860.html・https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF250I00V21C22A2000000/

日本経済新聞に掲載された、岩﨑氏へのインタビューによると、今後は日本の大企業との連携や、日本の強みである漫画やゲーム文化を活かしたコンテンツを提供したいとのことです。

「日本の大企業と連携し、Anifieのメタバースで音楽コンサートを開催したい。その際にファンがアーティストに対して応援メッセージを送れるようにする。そのメッセージをNFTとひもづけることで唯一性を担保し、ファンの満足度を高めてもらうことを考えている」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF250I00V21C22A2000000/

「日本の強みは漫画やゲーム、音楽などのコンテンツやIPだ。ファンがコンテンツと接点を深く持つことでコミュニティーをより大きくできる。世界を見てもセレブからメッセージ動画を送ってもらえるアプリを展開する米カメオ、K-POPに強い韓国のプラットフォーム『ウィバース』などのサービスが次々と生まれている」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF250I00V21C22A2000000/

企業情報

会社名    Anifie Inc.

代表者    岩﨑 洋平

本社所在地  18004 Sky Park Circle, Ste. 260, Irvine, CA, 92614, USA

設立年月日  2017年8月

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