最終更新日 26/01/21
国内スタートアップ注目企業

【株式会社MiL】子どもの成長を支える食育と安心の食品ブランド

ヘルスケア子育て食品
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(引用:PR TIMES

少子化が進む日本では、子育て家庭の負担軽減と健やかな成長支援が大きな社会課題となっています。特に乳幼児期の「食育」は、健康・味覚の形成・将来の生活習慣病予防などに深く影響しつつ、親にとって最適な食品選択が難しい領域でもあります。

こうした課題に応えるべく設立されたのが、東京都港区に拠点を置く株式会社MiLです。株式会社MiLは、乳幼児から子ども向けに味覚と食習慣を育む食品ブランド「the kindest(カインデスト)を中心としたプロダクト開発・サービス提供を行っています。専門家チームと共同開発した商品や、子育て家庭に寄り添うコンテンツを通じて、食育を日常の「当たり前」にすることを目指す企業です。

事業内容 -YOU ARE WHAT YOU EAT-

(引用:公式ホームページ

①乳幼児から子どもの成長に寄り添う食育ブランド「the kindest」

(引用:公式ホームページ

株式会社MiLが提供するブランド「the kindest(カインデスト)」は、赤ちゃんの初めての食事から子どもの成長を食事で支える食育フードブランドです。商品は、一流のフレンチシェフやパティシエが素材本来の味を活かすことにこだわり、さらに小児科医や管理栄養士の監修を受けて、子どもたちの栄養バランスを徹底的に考えた設計で開発されています。
多くの保護者が「何を与えれば良いか分からない」「栄養と味の両立が難しい」と悩む中、「the kindest」は専門家監修によって安心安全・成長に寄り添う食品選びの不安を解消します。

商品はオンラインECや小売店で手軽に購入できるため、忙しい保護者にとって非常に便利です。また、従来のベビーフードとは一線を画し、食育の視点で設計された製品体験が、保護者の負担を軽減につながっています。

②子育て家族向けメディア「the kindest magazine」

株式会社MiLは自社プロダクトだけでなく、育児に役立つ情報発信メディアも展開しています。専門家監修の記事や親の体験談など、“食育×子育て”をはじめとしたママパパ向けコンテンツを提供することで、ユーザーとの接点を強化するとともに、食品ブランドとしての信頼性とファンの育成を促進しています。

(引用:公式ホームページ

③食育プログラム

(引用:公式ホームページ

株式会社MiLの食育プログラムでは、専属の離乳食コーチがLINEを通じて、お子さまの成長や個性に合わせた食育をマンツーマンサポートします。さらに、月一回のオンライン動画講座で、食育の専門家が離乳食の進め方や栄養、安全性の見極め方などを詳しく解説。これにより、保護者がより豊かな食生活を選べるようサポートします。また、味覚形成と栄養を考慮した離乳食を毎月お届けし、お子さま一人ひとりに合った食事を提供しています。

資金調達:キユーピーから5億円出資、累計20億円の調達達成

(引用:PR TIMES

株式会社MiLは、2025年3月10日付でキユーピー株式会社から5億円の出資を受けました。この出資により、累計調達額は約20億円となっています。調達資金は、新たなコアプロダクト開発やマーケティング強化や採用拡大に投資される予定です。キユーピー株式会社 取締役 常務執行役員 濱崎 伸也氏は、ヘルスケアやウェルネスに関わる食品を提供する仲間として、ともに業界発展を目指したいという想いから出資したという風に述べています。

株式会社MiLは、設立当初から食育と子どもの成長支援を事業の核としており、特に親子で安心して使用できる離乳食や子ども向け食品の提供に力を注いできました。この取り組みにより、急速に変化する子育て家族のニーズに応えるため、製品開発とサービス品質の向上が不可欠であることが認識されました。

初期段階での市場調査を通じて、MiLは親たちが抱える食育に関する悩みや課題を徹底的に洗い出しました。その結果、子どもの成長における食事の重要性や食育の必要性を広く伝えるためには、製品ラインアップの充実と、食育に関する教育的コンテンツの強化が求められることが明らかとなりました。この洞察を基に、専門家との連携オリジナル商品の開発が進み、MiLの事業は着実に成長を遂げました。

しかし、さらなる成長を実現するためには、製品の認知度向上新市場の開拓に必要な資金調達が不可欠であると判断されました。そこで、MiLはシリーズAラウンドでの資金調達を決断し、複数回にわたる投資家との商談を経て、将来性と市場での競争力が評価され、見事に資金調達に成功しました。

この調達資金により、MiLは食育プログラムの拡充や、新たな製品ラインの開発に投資を行い、事業拡大の基盤を一層強化しました。これにより、MiLは市場シェアの拡大を目指し、成長を加速する体制を整えることができました。

少子化の進行と、多様化する子育て家庭のニーズに対応するため、食育プロダクトの競争力強化と資本力の充実は、企業の成長において重要な要素となります。特に、キユーピーとの連携は、食品業界における豊富な知見と流通基盤を活かしたシナジーの創出に大きな期待が寄せられています。

市場規模:乳幼児向け食品と子育て支援市場

国内・海外のベビーフード市場の動向

(引用:Deep Market Insights

日本のベビーフード市場は今後も拡大が見込まれています。市場調査によると、2024年の日本のベビーフード市場規模は約20億600万米ドル(約2,060百万ドル)と評価され、2033年には約36億1,000万米ドルまで成長すると予測されています。これは、2026〜2033年の間に年平均成長率(CAGR)約6.36%という堅調な成長が見込まれていることを示しています。

また、グローバルレベルでもベビーフード市場は拡大傾向にあります。例えば、世界市場では2024年時点で約1,090億米ドル規模と評価され、2032年には約1,854億米ドルまで成長するとの予測が出ています(2025〜2032年のCAGR:約6.97%)。これは、乳幼児向け栄養食品への関心の高まりや、働く保護者の増加により便利で高品質な製品への需要が強まっている結果と考えられています。

MiLの市場内ポジションと可能性

MiLは、“食育”という明確なテーマを掲げたプロダクト開発により、単なる乳幼児食品企業との差別化に成功しています。栄養専門家・シェフとの共同開発、サブスクリプション展開、小売との接点強化が、市場内での成長ポテンシャルを高めています。

会社概要

  • 会社名:株式会社MiL(MiL Inc.)
  • 所在地:東京都港区南青山4-13-9 クレセントヒルズ3F
  • 設立年月日:2018年1月11日
  • 代表者名:杉岡 侑也(代表取締役CEO)
  • 公式HP URLhttps://mil-inc.com

まとめ

株式会社MiLは、食育を通じて子育て家庭のウェルビーイングを追求するスタートアップです。乳幼児期の味覚と栄養の両立を支える「the kindest(カインデスト)」ブランドと、それを支える情報発信は、単なる商品提供を超えた価値を生み出しています。キユーピーからの出資や累計20億円規模の資金調達は、MiLの将来性と市場からの期待を象徴しています。読者の皆さまにも、この「食育×D2C」領域で独自性を発揮するMiLの成長にぜひ注目していただきたいです。

New Venture Voice では、このような注目スタートアップを多数紹介しています。株式会社MiLのように、国内外の面白い企業についてもまとめているため、関連記事もぜひご覧ください。

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