最終更新日 24/09/13
国内スタートアップ

【IVA株式会社】AI×ヒトによる真贋鑑定サービスで、偽造品の脅威に立ち向かう

AIIT
Share this post

今回は、IVA株式会社(以下、IVA)について紹介します。
IVAは真贋鑑定のプロフェッショナルとして、偽造品の脅威からマーケットの安全性を担保する企業です。
多彩な経歴を持つ鑑定チームと最新のAI技術を駆使した鑑定サービスである「フェイクバスターズ」で、55兆円にものぼる世界の偽造品市場にメスを入れます。

IVAは「AI×ヒトで、世界にもっと輝きを。」というミッションの元、主力事業である「フェイクバスターズ」の提供を通して、モノの価値が適切に評価される世界を目指しています。

沿革:国内シェアNO.1を誇り、更にはグローバルでのサービス展開を強化

IVAは、相原氏によって2019年4月に設立されました。同年7月に、主力事業である「フェイクバスターズ」の提供を開始ししました。現在ではファッション領域の鑑定に注力しており、累計150万件以上の検定実績を誇り、20社以上の事業者と提携しているサービスであり、国内シェアNo.1を誇っています。

国内ではブックオフなどの大型中古品取り扱い店と業務提携していることに加え、海外でもスニーカーチェーン数社と業務提携してます。

現在では、5か国語・9通貨に対応できるサービスとして、グローバルでの展開を加速させています。
今後は、北米・韓国・東南アジアへと展開を強化していく予定です。

事業内容:AI×ヒトによる、真贋鑑定サービス

(引用元:https://kepple.co.jp/articles/financing/7-ghl1rd7xh

フェイクバスターズ

フェイクバスターズは、累計150万件以上の鑑定実績を誇り、20社以上の事業者と提携しているサービスです。AIと鑑定士による、正確かつスピーディーな鑑定を提供しています。

フェイクバスターズの鑑定には大きく3種類あり、クイック鑑定・コンプリート鑑定・BIZラピッドクイック鑑定です。

クイック鑑定は、写真による鑑定サービスであり、スマートフォンから送信された画像を元に鑑定が行われ、48時間以内に結果が報告されます。
BIZラピッドクイック鑑定も同様に写真による鑑定ができるサービスです。法人限定サービスであり、30分以内に鑑定結果が報告されるといったスピーディーな鑑定を提供しています。 コンプリート鑑定は郵送による鑑定サービスです。鑑定チームが専門の機器を用いて鑑定し、正規品には認定タグと鑑定証明書が付与されます。

資金調達:創業5年目で、総額約8億円を調達

(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000053083.html

IVAは2023年8月に、初の資金調達を実施しました。以下、PRタイムズから抜粋しました。

株式会社メルカリやファミリーオフィスのDe Capital、その他複数の個人投資家を引受先としてJ-KISS型新株予約権の発行、及び複数の金融機関の融資により、総額約8億円の資金調達を実施いたしました。
この度の調達は、創業5年ン目を迎えるIVAにとって、初の資金調達となります。

今回調達した資金は、「フェイクバスターズ」の鑑定領域の拡大、及びグローバル展開を見据え、AI技術の強化や鑑定キャパシティの拡張、新規事業開発等に充てる予定です。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000053083.html

市場規模:偽造品の市場規模と対応して拡大する市場

(引用元:https://www.oecd.org/tokyo/newsroom/trade-in-fake-goods-is-now-33-of-world-trade-and-rising-says-oecd-japanese-version.htm/https://www.gii.co.jp/report/qyr1062601-global-anti-counterfeiting-technologies-market.html

偽造品の世界市場規模が約5,090億ドルへ成長していることに対応して、模倣品対策技術市場が伸びていることがわかります。 Acute Market Reports社によると模倣品対策技術市場は2021年の約458億ドル から、2028年には、約2.2倍の約1006億ドルへと成長すると見込まれています。 市場の拡大に合わせて、IVAのサービス拡大も見込めます。

将来展望:グローバル展開に力を入れ、株式公開を目標に

(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000053083.html /https://kepple.co.jp/articles/financing/7-ghl1rd7xh

短期的な計画

技術力の強化とグローバル展開に注力しています。技術力に関しては、AIのさらなる強化で鑑定スピードを上げることを目標としています。48時間以内で結果を出していたクイック鑑定に、60~90分で結果がでる特急オプションが検討されています。 グローバル展開に関しては、今後、韓国・東南アジア・北米への進出を予定しているそうです。

そして、新たにスタートした法人向けのスニーカークリーニング事業の強化を目指しています。

中長期的な計画

M&Aや事業開発を通じて、ファッション分野に限らず、鑑定分野を広げ、2029年頃の株式公開を目指しています。 また、世界中の税関と取引することを目標としており、抜本的に偽造品流通に対処していくそうです。

会社概要

会社名        IVA株式会社
代表者        相沢 嘉夫
本社所在地      東京都渋谷区東2-22-5-3F
設立年月日      2019年4月3日
資本金        300万円
従業員数       63人(2023年7月現在)
タイトルとURLをコピーしました