ノーコードツールおすすめ16選を比較！選び方のポイントも解説

「アプリ開発を効率化したい」「社内の業務を改善したい」と考えている方や企業にとって、ノーコードツールは非常に有用です。プログラミングの知識やスキルがなくても開発できるため、誰でも手軽にアプリやWebサイトを作ることができます。

しかし、ノーコードツールの種類が多く、「どれが自社に最適なのかわからない」と悩まれる方も少なくありません。

そこで本記事では、おすすめのノーコードツール16選をご紹介します。ツールを選ぶ際のポイントも解説するので、自社に最適なノーコードツールを見つけるための参考にしてください。

ノーコードツールおすすめ16選

今回紹介するおすすめのノーコードツールは、以下の16個です。各ツールの特徴や機能、費用について比較しているので、自社に最適なノーコードツールがあるか検討してみてください。

Bubble
FlutterFlow
Adalo
Glide
STUDIO
kintone
ぺライチ
Airtable
Platio
Zapier
Shopify
AppSheet
Webflow
＠pocket
Wix
BASE

Bubble (Bubble Group, Inc.)

＜Bubbleの特徴＞

全世界で400万人以上が使用する、Webアプリ開発が得意なノーコードツール
さまざまなプラグインを追加でき、機能拡張の柔軟性に強みをもつ
UIは英語だが、利用ユーザーや解説が多く、学びながらアプリ開発ができる

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・Free：$0 ・Starter：月額$29 ・Growth：月額$119 ・Team：月額$119 ・Enterprise：要問い合わせ
主な機能	・アプリ開発・対話機能・多言語アプリ作成・バージョン管理・バックアップ・決済機能連携
導入企業	L’Oreal、HubSpot、VMware, Inc. Zendesk、Hewlett-Packard Company　など
導入社数	3,300,000アプリ

FlutterFlow (FlutterFlow, Inc)

＜FlutterFlowの特徴＞

Google出身のエンジニアが開発した、アプリやプロダクト開発ができるノーコードツール
iOSやAndroid、Webなど6つのプラットフォームに対応可能
コーディングをすることで、複雑で高度な機能も実装できる

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・Free：$0 ・Standard：月額$30 ・Pro：月額$70 ・Teams：月額$70 ・Enterprise：要問い合わせ
主な機能	・アプリ開発・対話機能・多言語アプリ作成・ソースコードのダウンロード・バージョン管理・バックアップ・決済機能連携
導入企業	Outmarket、 Atlassian Corp.、 The Wendy’s Companyなど
導入社数	要問い合わせ

FlutterFlowについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。

Adalo (Adalo, Inc.)

＜Adaloの特徴＞

モバイルアプリ開発に強みをもつノーコードツール
ブランドや販売商品に合わせ、カラーやデザインの設定が柔軟に可能
位置情報機能を利用したアプリを開発できる機能がある

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・無料：$0 ・スターター：月額$36 ・プロフェッショナル：月額$52 ・チーム：月額$160 ・事業：月額$250
主な機能	・アプリ開発・リスト作成・決済機能連携・フォーム機能・プッシュ通知
導入企業	要問い合わせ
導入社数	1,000,000アプリ以上

Adaloについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。

Glide (typeguard, Inc.)

＜Glideの特徴＞

データの集計など、業務アプリの開発に特化している
AIを活用し、業務を効率化するアプリを簡単に作成できる
スプレッドシートなどに散在する情報を収集し、データ分析やワークフロー設定が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・Team：月額$99 ・Business：月額$249 ・Enterprise：月額$1,000
主な機能	・アプリ開発・データベース構築・データ同期・整理・ワークフロー構築・AI活用
導入企業	Hilton、Lone Star Communications ITV、Zapier Inc.、Cazooなど
導入社数	100,000社以上

STUDIO (STUDIO株式会社)

＜STUDIOの特徴＞

日本発のノーコードツールで、Webサイト制作に特化している
エディタ・CMS・分析ツールなどをオールインワンで提供
プロが制作したクオリティの高いテンプレートを購入することも可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・Free：0円・Starter：月額980円・CMS：月額2,480円・Business：月額4,980円・Enterprise：要問い合わせ
主な機能	・サイトデザイン・独自ドメイン公開・パスワード保護・フォーム機能・CMS機能
導入企業	株式会社電通、株式会社カヤック、株式会社PLAN-B、株式会社一休、サントリーホールディングス株式会社など
導入社数	・400,000ユーザー以上・100,000サイト以上

kintone (サイボウズ株式会社)

＜kintoneの特徴＞

幅広い種類の業務アプリを開発できるノーコードツール
Excelや紙、メール等で処理していた様々なデータを一元管理
IT知識がなくても、マウス操作で簡単にアプリ作成・編集が可能

初期費用	0円
料金プラン	・スタンダードコース：ユーザーあたり月額1,500円・ライトコース：ユーザーあたり月額780円
主な機能	・顧客・案件管理・ワークフロー・問い合わせ管理・ファイル管理・アンケート・調査
導入企業	医療法人敬愛会中江病院、株式会社京屋染物店、日清食品ホールディングス株式会社、パーソルキャリア株式会社、ENECHANGE株式会社など
導入社数	30,000チーム以上

ぺライチ (株式会社ペライチ)

＜ぺライチの特徴＞

Webサイト作成に特化したノーコードツール
フォーム・決済・予約・メルマガなど、自分でビジネス運営する人向けの機能が充実
業種や利用目的に合わせた、幅広いサイトテンプレートを用意

初期費用	0円
料金プラン	・プロフェッショナルプラン：月額6,910円・ビジネスプラン：月額3,940円・レギュラープラン：月額2,950円・ライトプラン：月額1,465円・フリープラン：0円
主な機能	・ホームページ作成・フォーム設置・決済機能・パスワード保護・CMS（ブログ）
導入企業	株式会社モントルロロイ、株式会社ミートファン、 IT鎂株式会社、有限会社クライス企画、 NERD株式会社など
導入社数	要問い合わせ

Airtable (Formagrid, Inc.)

＜Airtableの特徴＞

業務アプリ・データベースを構築できるノーコードツール
案件管理や予算管理、マーケティングプロセスなど様々な業務の自動化に対応
BOX・slack・Googleカレンダーなど、幅広いツールと連携が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・Free：0円・Team：月額$20 ・Business：月額$45 ・Enterprise Scale：要問い合わせ
主な機能	・ワークスペース・グリッドビュー・カレンダービュー・ガントビュー・アプリ構築
導入企業	COLE HAAN、Shopify Inc. 、Levi Strauss & Co、エクスペディアホールディングス株式会社など
導入社数	300,000社以上

Platio (アステリア株式会社)

＜Platioの特徴＞

自社業務に合わせたモバイルアプリ開発に特化したノーコードツール
様々な業務プロセスを改善する、100種類以上のアプリテンプレートを用意
基盤システム・ERP・CRMなど、社内システムと連携して現場業務を効率化

初期費用	0円
料金プラン	・Standard：月額20,000円・Premium：月額90,000円・Enterprise：月額200,000円
主な機能	・業務アプリ作成・入力補助・自動検知・進捗管理・発注業務管理
導入企業	東北大学、株式会社リロバケーションズ、アイコムソフト株式会社、京セラ株式会社、株式会社ルネサンスなど
導入社数	要問い合わせ

Zapier (Zapier Inc.)

＜Zapierの特徴＞

業務を効率化・自動化するデータベースを構築できるノーコードツール
様々なアプリやシステムと連携して、業務ワークフローの自動化を支援
顧客の問い合わせに自動で返答・問題解決する、AIチャットボットも作成可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・Free：0円・Professional：月額3,100円・Team：月額10,700円・Enterprise：要問い合わせ
主な機能	・自動化システム構築・アプリ接続・Webhook ・スケジュール設定・ワークフロー強化
導入企業	Asana, Inc.、Hudl社、株式会社Zendesk、 Calendly、Georgia Innocence Projectなど
導入社数	2,200,000社

Shopify (Shopify Japan株式会社)

＜Shopifyの特徴＞

ECサイト制作に特化しているノーコードツール
ネットショップと並行して、SNSやモールと連携販売が可能
売上アップにつながるマーケティング機能が充実

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・ベーシック：月額$25 ・スタンダード：月額$69 ・プレミアム：月額$299 ・Plus：月額$2,300
主な機能	・オンラインストア構築・ストア分析・カゴ落ち対策メール・在庫管理・スタッフ権限管理
導入企業	株式会社NODOKA、大寺幸八郎商店、 BLK & Bold、Satyaなど
導入社数	要問い合わせ

AppSheet (Google LLC)

＜AppSheetの特徴＞

業務アプリケーションの開発に特化しているノーコードツール
Google AIと組み合わせて開発でき、様々なビジネスプロセスを自動化
GoogleスプレッドシートやSalesforceなど、幅広いシステムと連携が可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	・Starter：ユーザーあたり月額$5 ・Core：ユーザーあたり月額$10 ・Enterprise Standard：要問い合わせ・Enterprise Plus：要問い合わせ
主な機能	・アプリ開発・Google AI活用・データ収集・バーコードスキャン・文字認識
導入企業	Singapore Press Holdings、 Globe Telecom、New Incentivesなど
導入社数	要問い合わせ

Webflow (Webflow, Inc.)

＜Webflowの特徴＞

Webサイト構築に特化しているノーコードツール
アニメーションを追加できるなど、クオリティの高いサイト作成が可能
完全カスタムのレイアウトから、デザイン性の高いテンプレート利用も可能

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	＜General＞・STARTER：0円・BASIC：月額$14 ・CMS：月額$23 ・BUSINESS：月額$39 ・ENTERPRISE：要問い合わせ＜Ecommerce＞・STANDARD：月額$29 ・PLUS：月額$74 ・ADVANCED：月額$212
主な機能	・サイト作成・アニメーション作成・ECサイト作成・CMS ・SEO最適化
導入企業	DORMA社、Jasper、 Kajabi、Oyster社、Digital Pandaなど
導入社数	200,000社以上

＠pocket (株式会社アイアットOEC)

＜＠pocketの特徴＞

業務アプリの作成に特化しているノーコードツール
自社に必要な業務アプリを低価格で作成可能
IT知識不要で、ドラッグ＆ドロップで誰でも簡単に作成できる

初期費用	0円
料金プラン	・ライト：ユーザーあたり月額300円・スタンダード：ユーザーあたり月額500円・プロフェッショナル：ユーザーあたり月額700円
主な機能	・アプリ作成・集計・分析・アクセス制限・デザイン変更・帳票出力
導入企業	株式会社ドリームクリエイト、東京吉岡株式会社、株式会社アイアットOEC、有限会社PERVA、株式会社報商製作所など
導入社数	要問い合わせ

Wix (Wix.com, Inc)

＜Wixの特徴＞

ホームページ作成がノーコードでできるツール
ドラッグ＆ドロップの簡単操作で、思いのままにデザイン編集が可能
様々な業種や目的に合わせた900種類以上のテンプレートを用意

初期費用	要問い合わせ
料金プラン	■ビジネスプライム：月額12,000円 ■ビジネス：月額2,600円 ■スモールビジネス：月額2,100円 ■パーソナル：月額1,200円
主な機能	・サイト作成・独自ドメイン・サイト分析・Eコマース機能・決済機能
導入企業	株式会社WIQOMEDIAN、STUDIO NINÉ、 Something good studio、Malco Wallshop、 Max Montgomeryなど
導入社数	要問い合わせ

BASE (BASE株式会社)

＜BASEの特徴＞

ECサイトの構築・運営に特化しているノーコードツール
PC初心者でも簡単な操作で、本格的なショップデザインが可能
売れるまで料金がかからないため、ノーリスクではじめられる

初期費用	0円
料金プラン	■スタンダードプラン：0円 ■グロースプラン：月額16,580円
主な機能	・ネットショップ作成・SNS販売・広告・予約販売・抽選販売・広告効果測定
導入企業	太陽ノ塔洋菓子店、マルショウ水産、 crea.jewelry、OKANO博多きもの制作所、天然生活など
導入社数	2,000,000店舗以上

ノーコードツールを選ぶ際の4つのポイント

各ノーコードツールが提供する機能や得意分野はさまざまです。

以下の4つのポイントをもとに、自社に最適なツールを選びましょう。

目的に合った機能が十分に備わっているか
設計や開発がしやすいか
料金プランが明確か
サポート体制が整っているか

①目的に合った機能が十分に備わっているか

ノーコードツールでは、テンプレートや組み込み機能を活用して開発を行うため、ツールが提供する機能が目的と一致しているかが重要です。

たとえば、ノーコードツールは大別すると4つのタイプがあるため、「最終的に何を作りたいのか」で選ぶべきツールが変わってきます

プロダクト開発：Webアプリ・スマホのネイティブアプリなど、顧客へ提供するプロダクトの開発
業務アプリ開発：ワークフローの効率化など、業務効率化のために社内で運用するアプリやツールの開発
Webサイト作成：ホームページ・製品紹介ページなど、Webサイトの制作
ECサイト開設：商品ページの作成・決済機能の搭載など、ECサイトの作成

このように、ノーコードツールを選ぶ際は、まず「何を作りたいのか」という目的を決めましょう。次に「その目的を達成するにはどんな機能が必要か」を考えることで、自社に最適なノーコードツールを選ぶことができます。

②設計や開発がしやすいか

「手軽かつ高速でプロダクトを開発できる」という、ノーコードツールのメリットを最大限に活かすには、操作が直感的で使いやすいことが重要です。

たとえば、「UIが視覚的でわかりやすいか」「日本語対応しているか」など、ツールの使い心地について事前に確認しましょう。デモ版や無料トライアルを積極的に活用して、操作性について「社員がどう感じたか」を確認するのがおすすめです。

③料金プランが明確か

ノーコードツールは「開発するだけなら無料」というケースが多い一方で、開発人数や段階によっては費用が発生します。

「どのタイミングで費用が発生するのか」「必要な機能を使うにはどの料金プランが適しているか」など、料金体系を事前によく確認しましょう。各ツールの公式サイトで料金プランを確認のうえ、費用対効果が見合っているかよく吟味するのがおすすめです。

④サポート体制が整っているか

ノーコードツールの導入後に役立つのが、充実したサポート体制です。使用中にわからないことやトラブルが発生した場合、サポート体制が整っているツールなら安心して利用できます。

UIや機能性だけでなく、「どんな問い合わせ(メールや電話など)に対応しているか」「公式の開発ガイドが日本語対応しているか」も確認するようにしましょう。また、ツールの習熟度を高めるために、「FAQや操作マニュアルが豊富か」「ユーザーコミュニティやサポートフォーラムが活発か」といった点もチェックするのがおすすめです。