「開業から3年で7割、5年で9割が廃業する」と言われるほど、競争が厳しい飲食業界。そんな厳しい現実に直面しながらも、飲食店の成功を支えようと奮闘する企業があります。それが「WannaEat株式会社(旧株式会社バーチャルレストラン)」です。
WannaEat(ワナイート)では、独自のフードライセンスシェアリングサービス「フーシェア」を展開しています。飲食店は「フーシェア」を利用することで、有名スイーツなどのフードブランドを、加盟店としてデリバリーやイートインで消費者に提供することが可能です。実店舗を営業しながら、空いている時間に複数ブランドの商品を提供できるので、+αの副収入を得ることができます。
この記事では、USEN-NEXT GROUPに参画し、さらなるグロースを遂げた同社について紹介していきます。
事業内容:飲食店のさらなる収益源を生み出す「フーシェア」
WannaEatの事業内容は、フードライセンスシェアリングサービス「フーシェア」の提供です。
フードライセンスシェアリングとは、飲食店が他フードブランドの加盟店となり、販売拠点としてデリバリーやイートインで消費者に商品を提供できる制度のこと。実店舗を経営しながら空き時間に複数ブランドのメニューを販売できるため、本業とのダブルインカムを実現することが可能です。
このようにフードライセンスシェアリング自体が、飲食店の新たなあり方・魅力をもたらしていますが、「フーシェア」にはさらに3つの利用メリットが存在します。
「フーシェア」メリット①:専任スタッフがサポートするため導入が簡単
「フーシェア」では専任スタッフがつき、Uber Eatsや出前館などのデリバリーサービスへのアカウント申請や店舗情報登録、メニューの設定といった面倒な作業を任せることができます。
また広告出稿や売上分析、店舗に合わせたメニューの提案など、コンサルティングも行ってくれるので、売上の最大化を図ることが可能です。
飲食店のオーナーは、100種類以上のフードブランドから取り扱う商品を選択するだけでいいので、手軽にフードライセンスシェアリングを始められるでしょう。
「フーシェア」メリット②:1〜3分で調理が完了するほど簡単
「フーシェア」のさらなる特徴として、調理が1〜3分で完了するほど簡単であることが挙げられます。電子レンジでの解凍・トッピングなど、いずれのレシピも調理方法が簡単なため、実店舗のキッチンで十分に対応可能です。
またメニューの原材料は基本冷凍で使用期限が長く、仕込みが不要なため、取り扱いが簡単である点も「フーシェア」の大きな魅力といえます。調理のためにわざわざアルバイトを雇う必要もないので、手軽にフードライセンスシェアリングを始めることが可能です。
「フーシェア」メリット③:原価が安いため高い利益率を実現可能
「フーシェア」の魅力の1つが、最大40%という利益率の高さです。商品原価が資材含めて約25%と安く抑えられている上、送料無料(2万円以上注文時)・更新費用など、コストを抑える仕組みが充実しています。
大きなロットでしか頼めない食品業界とは異なり、同サービスでは小ロットでの注文が可能なので、食品ロスを防ぐこともでき、非常に利便性が高いです。
実際に、月平均200万円の売上を記録している飲食店もあります。
業務提携:USEN-NEXT HOLDINGSにグループ参画
WannaEat(旧バーチャルレストラン)は、2022年9月に株式会社USEN-NEXT HOLDINGSにグループ参画しました。この目的は、飲食店を中心とする国内の中小企業に対する、フードデリバリー領域でのバーチャルレストラン事業のさらなる拡大・促進です。
また2023年8月に、サービスの品質向上・お客さんへの認知拡大のために、現在の社名であるWannaEatに商号が変更になりました。
会社概要
- 企業名:WannaEat株式会社(旧株式会社バーチャルレストラン)
- 代表者:代表取締役社長 牧本 天増
- 設立:2020年6月
- 所在地:東京都品川区上大崎三丁目1番1号 目黒セントラルスクエア
- 公式HP:https://wannaeat.jp/
まとめ
本記事では、独自のフードライセンスシェアリングサービス「フーシェア」を展開する、WannaEat株式会社について紹介しました。
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