最終更新日 24/07/30
国内スタートアップ

【株式会社ICHIGO】日本の文化と世界を繋ぐサブスクリプション

まとめ記事・個別記事食品
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(引用元:https://www.green-japan.com/company/4599

今回紹介する株式会社ICHIGOは、世界180ヵ国に日本のお菓子を詰め込んだボックスを毎月届けることを通して、日本の文化を発信している企業です。

また、日本のお菓子だけではなく、雑貨や化粧品の販売もしており、「世界中をJAPANにする」をミッションに急成長しているベンチャー企業です。

今回は、そんなICHIGOの取り組みに注目し、事業内容だけではなく、起業ストーリーなどにについても紹介していきます。

沿革:事業拡大を通して日本文化を世界へ発信中

(引用元:https://ichigo.com/teamhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000079422.html

ICHIGOは、近本あゆみ氏によって、2015年にムーブファストという名称で設立されました。
その後、「一期一会」を由来とした現社名の株式会社ICHIGOへと改称されます。

おかしや雑貨のサブスクリプションサービスを通して、2022年には年商40億円を達成しました。
この時点で、世界に届けたボックス数は累計200万個、定期購買者数もメルマガ会員を含め180万人を超えます。

2023年には、2021年3月から開始した老舗メーカーの和菓子とお茶を詰めたオリジナルサブスク「Sakuraco」が日本サブスクリプションビジネス大賞2023でシルバーを受賞しました。
海外に向けた圧倒的な販売実績や 、数々の自治体とのコラボレーション企画を通じて、日本のお菓子だけでなく、歴史や文化なども発信していることを評価されたそうです。

事業内容:海外向けのサブスクからクレーンゲームまで提供中

(引用元:https://forbesjapan.com/articles/detail/44832

ICHIGOは、日本の駄菓子やスナック菓子、チョコなど5つの種類を箱に詰め込んだボックス「TOKYO TREAT」や、テーマと商材が変化するサブスクリプションサービスを提供しています。

他にも、海外向けのECサイトやオンラインクレインゲームなどの提供も広く行っています。

サブスクリプションサービス

ICHIGOには、主に以下の4種類のサブスクリプションサービスがあります。

  1. SAKURACO
    日本全国の老舗和菓子メーカーの和菓子や日本茶を定期課金にて全世界向けに販売する会員制サブスクボックスサービスです。地方メーカーに海外販路を提供することで地方活性化への貢献も目指しています。
  2. TOKTO TREAT
    日本のお菓子・ソフトドリンクを定期課金にて全世界向けに販売する会員制サブスクボックスサービスです。主にメジャーブランドの期間限定や日本限定アイテムを取り扱っています。「ICHIGO」の看板サービスで、料金は月額約3200円から。頻度は、3か月・6か月・12か月・毎月から選択することができます。
  3. Yume Twins
    日本のキャラクター雑貨を定期課金にて全世界向けに販売する会員制サブスクボックスサービスです。有名キャラクターとのコラボレーションにてブランドオリジナルアイテム作成の実績が多数あります。
  4. nomakenolife
    日本と韓国のコスメやビューティーグッズを全世界向けに販売する会員制サブスクボックスサービスです。

【TOKYO CATCH】オンラインクレーンゲーム

(引用元:https://ichigo.com/services

スマートフォンアプリとウェブで遊べる英語・日本語対応のオンラインクレーンゲームです。 獲得した景品は無料で配送されます。

【JAPAN HAUL】ソーシャルコマース

(引用元:https://ichigo.com/services

日本の高クオリティーな商品を全世界から購入できるEコマースサイトです。最新アイテムや限定品を多く取り揃え、配送スピードにもこだわっており、全ての商品が3日以内に発送されるのが特徴です。

起業ストーリー

(引用元:https://netshop.impress.co.jp/node/9243https://storyweb.jp/lifestyle/369782/

株式会社ICHIGOの創立者である、近本あゆみ氏と起業の経緯について紹介していきます。

近本氏は、早稲田大学卒業後にリクルートへ入社し、通販事業に携わっていました。その時期に、通販の面白さにのめり込んでいったそうです。

その時の経験を活かして、当時日本にはまだない「サブスクボックスブーム」に目をつけ、起業しました。サブスクの内容としても、日本のキャラクターグッズや家電、お菓子などが「爆買い」されている様子を見て、日本の商品をより世界に届けられるようなサブスクを作ろうと考えたそうです。

将来展望:世界のコンビニを目指して

(引用元:https://storyweb.jp/lifestyle/369791/https://ichigo.com

STORY WEBに記載されている近本氏へのインタビューによると、日本のものを取り扱う「世界のコンビニ」を目指しているそうです。 お菓子だけではなく、日本の伝統工芸品などの提供も行いたいとのことでした。 これらの活動を通して、より多くの人に日本への関心を持ってもらいたいと話されていました。

海外の日本に関心のある方が、「ICHIGO」を通して何でも買ってもらえる「世界のコンビニ」を目指しています。最近は海外の方に注目されている伝統工芸も視野に入れていて、例えば包丁や南部鉄器など、和菓子だけでなく素敵な「日本のもの」や文化が世界で身近になるように発信していきたいです。またインバウンドでいらっしゃる方はアジア圏の方が多いので、商圏もアジア圏に広げていきたいと思っています。

利用者さんには日本好きな方が多いので、その方たちと何か接点を持てることもやりたいです。お菓子の工場見学や日本の観光地を巡るのもいいですよね。海外には日本のウォシュレットに興味のある方も多いので、日本人には当たり前に思っている丁寧や繊細な部分を伝えていき、もっと多くの方に日本に関心を持ってもらえたらと思っています。

https://storyweb.jp/lifestyle/369791/

今回は、株式会社ICHIGOの紹介を行ってきましたが、New Venture Voiceでは他にも、多くのベンチャー企業について紹介しています。
お菓子のベンチャー企業をまとめた記事もあるので、こちらのリンクからご覧くさだい。

企業情報

会社名    株式会社ICHIGO

代表者    近本あゆみ

本社所在地  東京都港区芝五丁目13番18号いちご三田ビル7階

設立年月日  2015年8月3日

資本金    1000万円(2021年10月1日現在)

従業員数   80人

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