【株式会社アイデミー】DX・AIに関する支援サービス

株式会社アイデミーは、DX・AIに関する支援サービスを提供している企業です。2014年に代表の石川聡彦（いしかわあきひこ）が東京大学在学中に創業しました。現在では、法人向けを中心にサービスを展開しています。

本記事では、同社の事業内容・会社沿革・将来展望等を紹介しています。

事業内容：DX・AI支援サービス
会社沿革：東大在学中に起業し、たったの9年で上場
資金調達：着実な資金調達に成功
将来展望
会社概要

事業内容：DX・AI支援サービス

同社は、DX・AI支援サービスを行っています。

代表的なサービスとして、法人向けに「Aidemy Business」と「Modeloy」の2つ、個人向けには「Aidemy Premium」の提供をしています。

同社の法人向けサービス全体像は下図の通りです。

「Aidemy Business」について

「Aidemy Business」はDX人材育成サービスです。AIをはじめとする先端技術をいつでもどこでも学習でき、全社員が基本的なDXリテラシーを身につけることが可能です。実践型研修の「Aidemy Practice」と、無料で始められる「Aidemy Free」を提供しています。

「Modeloy」について

「Modeloy」は、DXプロジェクトの支援サービスです。企業のDXプロジェクトに必要な実践スキル習得から課題定義、PoC、開発、運用までを一貫してサポートします。

個人向けサービス「Aidemy Premium」について

「Aidemy Premium」はプログラミングスクールのことです。AIプログラミング、データ分析等を学習することができます。

会社沿革：東大在学中に起業し、たったの9年で上場

同社は、2014年6月に東京大学工学部出身の石川氏が在学中に設立しました。

2017年には無料のAIプログラミング学習サービス「Aidemy Free 」をリリース。登録者数が100日足らずで1万人を超え、その後リリースした有償の集中講座も即日完売しました。

2019年には、社会人の受講者数が多いことに着目し、「Aidemy Business 」をリリース。大手企業向けにDX人材育成サービスを展開。

2021年は、「Modeloy」をリリース。同サービスは、AI・DX技術の内製化をサポートするプロジェクト伴走型支援を行うものです。現在は「Modeloy」のさらなる展開に注力しています。

2023年6月には、東証グロース市場に上場を果たしました。設立からわずか9年での上場となっています。

資金調達：着実な資金調達に成功

2018年4月に同社は、ベンチャーキャピタル（VC）の東京大学エッジキャピタル（UTEC）や個人投資家などから約9200万円を調達しました。

2020年1月、総額8.3億円の資金調達を発表しました。既存投資家の東京大学エッジキャピタルパートナーズ（UTEC）だけでなく、新規投資家として東大IPC・大和企業投資・ダイキン工業、などが出資しています。

資金調達を行った同社は、研究開発への積極的な投資とエンジニアの採用強化を通じて、プロダクトの競争力を高めることを目指しています。

アイデミー、総額8.3億円の資金調達を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000028316.html

将来展望

アイデミー株式会社は、「DX・AI内製化支援を通じて、あらゆる企業の変革をサポートする」ことを目指しています。

近い将来、IT人材の需要は高まると予想されます。内閣府や経団連が唱える「Society5.0」の時代に対応するためには、どの業種・業界でもDXやAIの専門知識を持つ人材が必要となります。日本国内では、IT人材が約78.7万人、AI人材が約12.4万人不足していると言われ、その数は増加傾向にあるとされています（「みずほ情報総研IT人材需給に関する調査報告書2019年3月」参照）。

このデジタル人材の不足に対応するため、同社は今後もデジタル技術の内製化支援を拡大し、企業が自社でデジタル技術を開発・運用できるようサポートすることでしょう。

さらに、デジタル技術の内製化を通じて新たな産業を創出する可能性もあります。AIなどの新しいソフトウェア技術を早期に導入することで、デジタル変革を推進する基盤が整うと考えられます。同社は、企業の変革を支える製品やソリューションの開発・提供に今後も注力していくと見られます。