
今回紹介するアトモフ株式会社(以下、アトモフ)は、バーチャル窓「Atmoph Window Yo」を提供しています。 「Atmoph Window Yo」は、デジタル窓で、独自で4K撮影映像とサウンドで世界の美しい風景を、インターネットにつながる窓型のディスプレイを通じて、疑似窓的な空間を生み出すことができる製品です。
本記事では製品の詳しい内容などについて紹介していきます。
事業内容:世界とつながる窓「Atmoph Window Yo」

「Atmoph Window Yo」は世界と「世界とつながる窓」をコンセプトに開発された窓型のディスプレイで、設置するだけで別の世界とつながったような感覚を味わうことが可能です。「Atmoph Window Yo」には以下の3つの特徴があります。
- 特徴①1800ヶ所以上のオリジナル風景
- 特徴②「Atmoph Scope」とその他の便利な機能
- 特徴③リアリティを増すオプションモジュール
「Atmoph Window Yo」の魅力をこの3つに分けて以下の記事で説明していきます。
特徴①1800ヶ所以上のオリジナル風景

「Atmoph Window Yo」にはプロフェッショナルなビデオグラファー達が世界各地で6K撮影してきた世界52カ国、1800ヶ所以上のオリジナル風景が登録されています。海や山などの自然はもちろん、世界の街並みや動物など様々なカテゴリーがあるため、自分がその時見たい風景とピッタリなものを選択することが可能です。

さらに、実際の風景だけでなく、Netflixで歴代最高の視聴数を打ち立てた名作「Stranger Things」の風景や全世界累計1,600万人がプレイしたKojima Productionsの大ヒットゲーム「DEATH STRANDING」の風景も流すことができます。
Limitlessプランに入れば、1,800本の風景が月額980円から見放題で、また毎月新しい風景が追加され、様々な機能が利用可能なため、自分だけの世界に没入できること間違いなしです。
特徴②「Atmoph Scope」とその他の便利な機能

また「Atmoph Window Yo」には、世界初の望遠鏡型コントローラー「Atmoph Scope」があり、これを使うことによってさらに多くの機能を利用することができます。例えば、景色をズームできたり、Atmoph Scopeを使ったゲームがプレイできたりと、映像を流すだけでなくその映像の利用に幅を持たせられ、自分だけの発見をすることができます。操作自体はAtmoph ScopeがなくてもスマートフォンアプリやSiriの音声などから操作することが可能です。
ほかにも、窓の中をデコレーションする機能や、時間、予定などを表示できるウィジェット機能、画面の自動切換えできるオート機能、世界の今の風景を見ることができるライブストリーミング機能など、利用を豊かにするための機能がたくさんあるため自分好みにカスタマイズをするのも楽しみ方の一つです。
特徴③リアリティを増すオプションモジュール
さらに、「Atmoph Window Yo」にはオプションモジュールが全部で3つあります。
- Sunlight Bar

Sunlight Barは、LEDで自然な太陽光をシミュレートします。そのため風景に合わせて朝日や夕日など自動で明るさが変わります。また、RGBで好きな色に調節して部屋のムードを変えることが可能です。。
- Charging Sill

Charging Sillは、窓の手前のスペースを再現したもので、置くだけでスマートフォンやイヤホンをワイヤレス充電することが可能です。デスクに置く場合には、スタンドになります。
- Wood Speaker Box

Wood Speaker Boxは木製のスピーカーで、つけることによって風景音の臨場感がさらに向上します。Bluetoothで接続してスマートフォンの中の音楽を流したり、ヘッドフォンを挿して自分だけの特別な空間を作ることも可能です。
「Atmoph Window Yo」が気になった方はこちらをご覧ください。
資金調達:FUNDINNOで9,999万円を調達

アトモフは、2024年10月26日10:00より開始したFUNDINNOの投資型クラウドファンディングにおいて、目標金額の5,499万円を開始約5時間で達成しました。さらに、翌日10月27日午前には上限額である9,999万円に達しました。
今回の資金調達により、アトモフはさらなる技術革新とサービス拡大を目指し、より多くの方々に「バーチャル窓」による新たな体験の提供を発表すると同時に、支援を受けた投資家、ユーザーや株主に、感謝を述べています。
創業者プロフィール:姜 京日(かんきょうひ)

略歴
1980年、東京生まれ。
青山学院大学、南カリフォルニア大学(USC)修士でロボット工学専攻。
NHN Japan、任天堂でフロントエンドエンジニアを経て、2014年8月にアトモフ創業へ。
創業理由
共同創業者の姜は、2004年にロサンゼルスのアパートで一人暮らしをしていました。楽しい生活であるものの、慣れない言葉と新たな地での日々の学業、ラボでの研究でストレスが増えていきました。
あるとき、部屋がとても閉塞的に感じました。気がつけば、窓からは目の前のアパートしか見えず、開放感がまったくない。そこでパソコンのデスクトップを南国のビーチの写真にしたり、TVに風景DVDを流してみたりしましたが、どれもなにか違いました。それから10年の間、閉塞感を解決するアイデアを時々考えていたら、ついに一つの答えが見つかりました。「家の景色は変えられない。それをどうにか変えられるようにすればいいんじゃないか」。窓の形をしていて、壁にかけるだけで世界の風景が広がる。ありそうでなかった、そんな夢のプロダクトで。
そうして2014年、Atmoph(アトモフ)が京都で設立され、世界初のスマートなデジタル窓、Atmoph Windowが誕生しました。私たちは、家で過ごす時間の質をより良くするために、「自然」と「テクノロジー」への新しいつながり方を考えています。
(引用:公式HP)
企業概要
- 企業名:アトモフ株式会社
- 代表者:姜 京日(かんきょうひ)
- 設立:2014年8月14日
- 所在地: 604-8101 京都府京都市中京区柳八幡町75-6 LS京都ビル3F
- 公式HP:https://atmoph.com/ja
まとめ
本記事では、アトモフ株式会社について紹介しました。
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