最終更新日 24/09/13
国内スタートアップ

【アスエネ】脱炭素領域で世界No.1を目指す

サステナブル
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2019年に西和田浩平氏が設立したアスエネ株式会社(以下、アスエネ )を紹介します。 カーボンニュートラルが宣言され、脱炭素が目指される社会で、アスエネは、日本の脱炭素領域を牽引する企業です。 本記事では、アスエネの事業内容や、気候テック領域の市場規模などを紹介します。

アスエネとは

引用元:https://earthene.com/

アスエネは「次世代によりよい世界を」をミッションとする企業です。現在は、「アスエネ*」「アスエネESG」「アスエネメディア」を運営しています。

「アスエネ*」:本記事では企業名をアスエネ、サービス名を「アスエネ」と表記します。

アスエネの事業内容①:「アスエネ」

引用元:https://earthene.com/

「アスエネ」は企業向けの、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。「アスエネ」は、サプライチェーン全体におけるCO2排出量の把握や削減、ステークホルダーへの報告を実現します。

  • 見える化
    排出源に応じた約1万件のデータが搭載されており、サプライチェーン全体のCO2排出量を算出します。
  • 削減
    コンサルタントが、削減施策や排出権取引・オフセットの実行を支援します。
  • 報告
    国内の法令や、様々な国際基準に対応したレポートの作成を支援します。
自動化・GXコンサルで工数最大70%削減!企業のCO2削減ならアスエネ(旧:アスゼロ)
脱炭素に取り組む企業や自治体向けCO2・温室効果ガス排出量管理クラウドサービス「アスエネ(旧:アスゼロ)」。CO2の算定・報告・削減などを支援、テクノロジーによる自動化で業務工数を削減、安価な料金でコスト削減を実現。

アスエネの事業内容②:「アスエネESG」

引用元:https://earthene.com/

「アスエネESG」は、持続的なサプライチェーン調達のためのESG評価クラウドサービスです。

  • 評価依頼企業/バイヤー
    サプライヤーのESG改善や、ESG評価の高いサプライヤーを調達することができ、ESGを考慮したサプライチェーンの構築が可能となります
  • 被評価企業/サプライヤー
    ESG改善のためのアドバイスを受けたり、自社のESG評価を外部にPRすることが可能です。
【公式】アスエネESG(旧ESGクラウドレーティング/ECR)|サプライチェーン調達向けESG評価 │アスエネ株式会社
GRIなど国際的なESG評価に準じた信頼性の高いアスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達に向けた評価・改善をワンストップで支援します。

アスエネの事業内容③:「アスエネメディア」

引用元:https://earthene.com/

「アスエネメディア」は、法人向けの「環境情報を基礎から解説するサイト」です。英語で発信されることが多い、気候変動についての最新情報を発信し、日本企業の気候変動リテラシー向上を目指します。

アスエネメディア|CO2排出量見える化クラウドサービスならアスエネ
CO2排出削減支援ツールを運営し、脱炭素をはじめとするサステナビリティに知見のある「アスエネ」が提供する、持続可能な社会を目指す全ての方に向けた情報サイト。サステナブル経営やカーボンニュートラルに積極的に取り組み、CSRを果たそうとする企業...

アスエネの資金調達

アスエネは、シード期に0.75億円、シリーズAで3億円、シリーズBで27億円を調達。2023年10月に金融機関から、融資枠を含み、総額20億円を調達し、累計資金調達額は約51億円に達しました。

アスエネの市場動向

SPEEDA EDGEの試算によると、米国における気候テックの市場規模は、2020年時点で168億ドル(1兆8480億円)。これが2025年には保守的な予想では207億ドル(2兆2770億円)、標準的な予想で242億ドル(2兆6620億円)、最大に拡大した場合、301億ドル(3兆3110億円)になるとしている。https://initial.inc/articles/climate-tech

日本企業の気候変動対策への認識は遅れています。気候変動に関する最新情報は英語圏からの発信が多く、言語的な問題が原因です。そこで、アスエネは「アスエネメディア」で気候変動対策の必要性を啓蒙します。カーボンニュートラル宣言やコーポレートガバナンスコードの改訂なども後押しとなり、国内市場の今後の拡大が期待されるでしょう。

アスエネの将来展望

「世界No.1に向けた壮大な目標に挑戦する」の眼前の目標として、アスエネは、「グリーン・ジャイアント」を目指します。「グリーン・ジャイアント」とは、脱炭素領域における日本・アジアのリーディングカンパニーを指す言葉です。現在では、アジアのビジネス活動のハブとなっているシンガポールにも法人を設立しています。 また、アメリカにも法人を設立しており、アジア以外に向けても拡大中です。

ファンドによる脱炭素社会の実現へ 世界を変える「グリーン・ジャイアント」を日本から - 日経ビジネス電子版 Special
大企業はもちろん中小企業にとっても、もはや他人事ではない「脱炭素」の潮流。多くの企業が気候変動への取り組みの情報開示を求められるなか、CO2排出量の見える化・削減・報告クラウドサービスを展開する、1つのスタートアップが急成長を遂げている。2...

【公式】アスエネ株式会社|CO2排出量見える化・削減・報告、持続的なサプライチェーン調達のためのESG評価
「次世代によりよい世界を」をビジョンに気候変動 × テクノロジー事業に取り組む次世代サステナブル経営支援企業です。CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ(旧アスゼロ)」、持続的なサプライチェーン調達のためのESG評価クラ...
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